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喜如嘉の芭蕉布   宮古上布   八重山上布   みんさー織

 芭蕉布は文字通り、芭蕉の木から取った繊維で作る織物です。
 芭蕉には、深紅の花をつける花芭蕉、美味の実芭蕉、 繊維の取れる糸芭蕉の三種類があります。この糸芭蕉から 作られる織物が昔から沖縄の人々に親しまれてきた芭蕉布です。

 芭蕉布があって、初めて沖縄の夏がいっそう夏らしくなると 言われるほどそのひんやりとした肌ざわりと風通しの良さは、 広く夏衣として愛されています。

 人間国宝平良敏子さんは、この優しい笑顔、 穏やかな声で
 「芭蕉布が出来上がるまでには 6度も7度も糸を選別するんですよ」
とその厳しい 物づくりの姿勢を語ってくれます。
 重要無形文化財「喜如嘉の芭蕉布」は、沖縄本島北部の大宜味村喜如嘉の 喜如嘉の芭蕉布保存会に於いて、人間国宝平良敏子さんを中心に製作されいる物です。
 昔ながらの技法による製作には時間を要するために、出来上がる着尺、 帯の数は非常に少ないのが現状です。

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