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 久米島紬は、蚕から取った真綿で紡いだ糸を原料とし、島の山野に自生する草木で染めるという昔ながらの技法を今に伝える伝統的工芸品です。

 紬糸の持つしなやかな風合いと天然の染料による色合いが独特の味わいを醸し出しています。

 また久米島紬の泥染めは、久米島の泥でなければできません。泥田に含まれる鉄分の微妙な割合があの久米島紬独特のこげ茶色を出すのです。白い糸がほとんど黒に近いこげ茶色にまで染まるには想像を超える人手と根気と時間が必要です。

真謝の美ら(ちゅら)福木 機織り
 真謝の福木並木。
 福木の皮の出す黄色は久米島紬に欠かせませんが、福木は非常に成長が遅く、これだけの大木になるには数百年かかります。
 草木で染め、泥で染めた糸を機に乗せ、手で織っていく。織りも根気のいる作業ですが、目の前で紬が織り上がっていく喜びのある仕事です。
ゆうな染 福木の黄色
 ゆうなを燃やしてできた灰で染めた「ゆうな染」は、とても上品なグレーになります  福木で染めた久米島紬。
 絣の部分は泥染めです。

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